2018年07月19日
東洋炭素株式会社は、詫間事業所内の黒鉛シート(PERMA-FOIL®)工場の増築工事完了にともない、 6月29日に竣工式を執り行いました。 半導体の製造工程、電気自動車(EV)向けの保護材などの分野で高まる需要に応え、黒鉛シート製品の生産能力を増強し、約2割の増産を図るとともに、自動化を進め生産効率向上や従業員の負担軽減につなげます。 今後、当社は、お客様のニーズに応じた生産能力の増強、販売体制の強化といった成長戦略を実行することにより、黒鉛シート(PERMA-FOIL®)をはじめとする高機能材料事業の拡大を目指します。
竣工式の様子
新工場外観
黒鉛シートPERMA-FOIL®製品例
【工場増築の背景】
黒鉛シートPERMA-FOIL®はこれまで自動車部品のシール材、半導体製造工程の部材として採用されていましたが、電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池の発火を防ぐ保護材など、今後用途の広がりも見込めることから増築を決定しました。既存工場の隣に新たに建屋(延べ床面積約1100平方メートル)を建設し、大型ライン1本を導入、少量多品種の生産に対応している既存ラインは、今後試作用に転用するなど、開発から製品化までのスピードアップを目指します。
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