2019年11月08日
東洋炭素株式会社(以下、当社)は、鉄道のパンタグラフ用カーボンすり板の増強に向けた設備投資の実施を決定いたしましたのでお知らせいたします。
1.投資の背景
当社は、電車のパンタグラフに使用されるカーボン製すり板の製造および販売を手掛けております。
このたび当社は、日本国内及び海外における販売強化を図るため、当社の萩原工場において設備増強を決定いたしました。今後カーボン製すり板事業のさらなる拡大に取り組んでまいります。
萩原工場(香川県観音寺市)
カーボン製すり板
2.投資の概要
(1)導入拠点 萩原工場(香川県観音寺市大野原町萩原850)
(2)投資内容 カーボン製すり板製造用設備増強
(3)稼働時期 2021年度第4四半期
3.カーボン製すり板について
架線に接触しながら通電するすり板には、以下の条件が求められます。 ・優れた電気伝導性 ・架線の摩耗低減とすり板自身の耐摩耗性 ・適切な機械強度 ・耐アーク性 ・環境負荷の低減 ・過酷な環境(気温・気候など)における耐久性 当社のカーボン製すり板は金属製に比べ架線に磨耗を与えにくく、メンテナンスコストを低減できることから90年代以降、採用が広がりました。■関連リンク■ すり板・集電材について
【本件に関するお問い合わせ先】 経営企画本部・広報 TEL:06-6472-5840