Business 3分でわかる東洋炭素
こんなところに!東洋炭素
しかし、とある製品の製造工程だったり、とある製品に内蔵されるパーツだったりと、
場所や姿形を変えてさまざまなフィールドで重要な役割を果たしています。
もしかすると、皆さんの身近にも東洋炭素の技術がひっそりと活躍しているかもしれません。
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01 エネルギー
再生可能エネルギーの一角を担う太陽光発電や風力発電など、持続可能な社会につながる製品も多く製造しています。黒鉛製品を使うことで未来のあるべき“サステナブルな社会”を形作っています。
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02 家電
皆様の生活に身近なスマートフォンや洗濯機や掃除機などの家電製品にも多くの黒鉛製品が搭載されています。 これまで“理想と言われていたことを現実にする” ことが黒鉛でできるかもしれません。
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03 半導体
今や搭載されていないデジタル機器を探すことのほうが難しいほど、“世の中に浸透している”半導体。街の通信や動力供給に不可欠な半導体を構成するウェハの製造に東洋炭素の技術が活用されています。
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04 自動車/電車部品
自動車では燃料ポンプのパーツやクラッチとして活躍し、電車ではパンタグラフに取り付けられるすり板が動力を供給しています。 “無くてはならない”未来製品作りに取り組んでいます。
製品ができるまで
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原料
製品のもととなる材料は、石炭・石油を原料とするコークスとコールタールピッチです。
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素材
原料を粉末状にするため、何度も粉砕作業を行います。粉砕後、金型の中に入れ、水に沈めて均等に水圧をかけて成形します。この方法で世界で初めて等方性黒鉛の量産化に成功したのが東洋炭素です。その後、成形したものに高温の熱を加え炭素化したのち、約3,000℃の熱を加え黒鉛化します。
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加工
マシニングセンタなどで切削したり、ガスによる高純度化処理をしたり、表面をコーティングしたりして、用途やニーズに応じた製品を製造していきます。素材メーカーでありながら、加工技術を保有している点は当社の強みです。
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テスト
品質保証部が製品を測定し、品質をチェックします。製品だけでなく、原料の粉砕工程後や、素材ブロック成型後にもチェックを実施し、全ての測定をクリアした製品のみを市場に供給するという、厳しい品質管理の体制を構築しています。
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納品
原料を仕入れてから納品にいたるまで6~8ヶ月を要します。ここまでの工程をすべて自社で完結させることができます。
東洋炭素の3つの強み
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グローバル
アメリカ、メキシコ、フランス、ドイツ、イタリア、中国、台湾、韓国、タイ、シンガポール、インドネシアに拠点を展開しており、グローバル企業として成長を続けています。
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素材
炭素は優れた特性を持っており、代替が効かない素材と言われています。特に半導体の製造において存在感を発揮しているほか、金属にとって代わる素材としても期待されているなど、将来性も抜群です。
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技術
東洋炭素は売上高に対する研究開発費の比率が他社を圧倒しており、産学連携の共同研究も積極的に行っています。まだ明るみになっていない炭素の可能性を、これからも探求していきます。