金属・セラミックスなどさまざまな部品を加工する熱処理炉には金属処理炉、真空炉、雰囲気炉などがあり、温度、雰囲気など使用条件が異なります。 極めて過酷な条件(1000℃以上の高温環境)の熱処理において、一般的な金属(鉄やステンレス)では部材として耐えられず、耐熱性に優れた等方性黒鉛が、ヒーター・炉内構造物・製品処理治具・棚板等の部品として使用されております。 この他、高強度、軽量なC/Cコンポジットをご用意しており、ライフアップや省エネ対策のご提案も可能です。
超高温雰囲気にも耐えうる黒鉛は、さまざまな熱処理炉部材として活躍、当社では幅広いグレードを用意しており、最適な材質・材料・形状を提案させていただきます。
C/Cコンポジットは炭素材料の強度、耐熱衝撃性の向上を目的に、高強度炭素繊維で補強された炭素複合材料で、C/Cコンポジット製熱処理トレイの比重は金属製トレイの約1/5でハンドリングが容易です。
また、1,000℃での強度は鉄の約10倍と高強度かつ熱変形が少ないことから、詰め効率向上やランニングコスト低減などに貢献します。
製品名 | 概要 | 製品加工例 |
ベーストレイ (グリッド) | 荷重要望に応じた設計が可能 | |
バスケット | ワークのサイズに応じた設計が可能。重ねて使用することで生産性アップ | |
ローラーハース | 耐熱性が高く、熱変形がないので安定した搬送が可能 | |
網状トレイ | メッシュ構造で、ガス透過が良い グリッド/バスケットとの組み合わせで使用可能 | |
波型トレイ | ワークの安定 (円柱品に使用可能) グリッド/バスケットとの組み合わせ可能 | |
スプリング | 高温下でのばね圧低下が無い 加圧固定に使用可能 |