当社のカーボン系すり板は集電性が高く、耐摩耗性に優れ、相手材(トロリ線)の損傷や摩耗の低減に大きく貢献いたします。
電車等に搭載のパンタグラフに取り付けられているすり板(摺動材)はトロリ線と接触し、電気の受け渡しを行う役目を担っており、その種類は純銅、合金、焼結合金、純カーボン、カーボン系すり板等、様々です。
すり板は、電気伝導性、耐摩耗性、耐アーク性や機械的強度に加え、屋外の厳しい気象条件にも耐えうる性能が求められます。
当社が開発した銅合金を含浸させたカーボン製すり板は、従来のすり板よりもさらに潤滑性を向上できたことでトロリ線の摩耗を低減、メンテナンスコストの削減に貢献し、JR, 私鉄等鉄道各社に広く採用されております。
国内外の様々なすり板の材料規格やその他幅広いご要望に対応できる材料開発に取り組んでおります。