天然黒鉛を特殊処理し、バインダーを使用せず成形した可撓性黒鉛シート「PERMA-FOIL®」は従来の黒鉛製品にはない柔軟性、圧縮復元性があり、相手材との密着性がよくガスケットやパッキンなどのシール材として優れた材料です。熱伝導性に優れており、放熱材等に最適です。

製造工程

PERMA FOIL®ができるまで

東洋炭素の黒鉛シート「PERMA - FOIL®」の製造工程をご紹介します。

酸処理黒鉛材料（天然黒鉛を酸処理したもの） PERMA FOILの原料には、天然黒鉛を酸処理した"酸処理黒鉛"を使用します。検査・精選を経て製造スタート。

膨張化処理加熱して膨張化した酸処理黒鉛の粒子は、"膨張黒鉛"と呼ばれ、粒子同士が絡みやすくなるため、バインダー無しで成型する事が可能です。（膨張化の様子は右の動画でご覧になれます）		酸処理黒鉛の膨張化(動画）

予備成型膨張黒鉛粉を成型機に供給し、フェルト状に成型します。

ロール圧延フェルト状に成型された膨張黒鉛粉を複数のロール圧延機を用いて、目的の厚さにまで均一に圧延します。厚みは0.1～1.5mm(∗¹)まで対応可能。 ∗¹ロール品の場合。さらに薄い形状をご希望の場合はご相談ください。

巻き取り圧延したシートを、紙管に巻き取ります。

ロール品所定の長さまで巻き取ると、ロール品の完成です。

検査厚さ、密度などの複数項目について検査を行い、合格したロール製品を出荷します。ご要望に応じこの後、加工、高純度処理も対応可能です。