炭素ってなに?
黒鉛の特徴は?
黒鉛を使ってできる様々な最終製品
黒鉛製品の製造工程
炭素素材の未来
3. 黒鉛を使ってできる様々な最終製品
1. 半導体
シリコンウェハのエピタキシャル成長用のSiC被覆黒鉛サセプターなど、不純物を嫌う化合物半導体関連部品の製造にも高純度黒鉛が使用されています。 またシリコン単結晶引き上げ装置用の炉やヒーターでも、高温に強い黒鉛が活躍しています。
2. 太陽電池
クリーンエネルギーの中で高い注目を集める太陽電池。
この太陽電池の製造に黒鉛やC/Cコンポジットが使用されています。
結晶タイプ、薄膜タイプ、次世代タイプなど各種太陽電池製造工程に広く使用されています。
3. 化合物半導体
今後の成長が期待される分野である、LED(発光ダイオード)、LD(レーザーダイオード)、SiCパワーデバイス半導体等の化合物半導体製造用に当社SiCコーティング黒鉛等が使用されています。
4. 掃除機・電動工具
生活のさまざまなシーンで使われているモーター。
その部品である"ブラシ"にも耐摩耗性、整流性に優れた黒鉛が使われています。
5. 電車
電車のパンタグラフに取り付けられている"すり板"には、銅合金を含浸させた高強度・低抵抗の黒鉛が使用されています。
6. 各種機械
黒鉛が持つ自己潤滑性、耐薬品性、耐熱性を活かし、無給油式コンプレッサー用ピストンリングやパッキンやメカニカルシールとしても活躍しています。
7. 連続鋳造機
溶融金属に"濡れない"という性質を活かして、連続鋳造の際に使われるダイスにも、黒鉛が使われています。
8. 原子炉
黒鉛は、その耐放射線性やプラズマ特性から、高温ガス炉や核融合炉用としても、注目を集めています。
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