リスク管理

当社グループは、「リスク・コンプライアンス基本規程」に基づき、法令・定款および企業倫理の遵守とリスク管理体制の確立のため、これらを統括する組織としてリスク・コンプライアンス委員会(以下RC委員会)を設置し、リスク・コンプラアインス上、重要な課題について審議し、方針を決議しています。個別のリスクについては、主幹部署が管理・対応を行い、RC委員会がこれらを統括しています。

リスク・コンプライアンス管理体制

東洋炭素グループでは、グループ全体のリスクマネジメント活動を統括する組織として、取締役および執行役員の中から代表取締役が任命した委員と事務局により構成されるリスク・コンプライアンス委員会を設置し、リスクマネジメント活動を推進しています。
リスク・コンプライアンス委員会は四半期ごとに開催され、リスクの特定・算定・評価、対応優先リスクと担当部署の決定、 リスク・コンプライアンス管理項目一覧表に基づいた各担当部署および関係会社各社からの報告を取りまとめた継続的なモニタリング活動、および経営トップへの報告を行います。

リスク・コンプライアンス管理体

リスク・コンプライアンス管理項目

東洋炭素グループのリスク対応状況を一元管理するため、当社のリスク・コンプライアンス管理項目リストによる調査を3ヶ月に1度、実施しています。管理項目リストは、大分類で12項目、中分類で49項目からなるリスクを選定しています。

リスク・コンプライアンス管理項目リスト
大分類中分類(抜粋)
1災害・事故台風、洪水、地震、津波、落雷、噴火等の自然災害、
爆発、火災、ライフラインの供給停止、
労働災害、健康被害、パンデミック
2情報セキュリティ秘密情報の漏えい、不正使用、機器の故障、
システム障害、個人情報の流出
3犯罪被害テロ・爆破・放火・占拠、反社会的勢力などによる脅迫、窃盗等
4人事・労務役員・従業員の死傷病、労働紛争、
人権侵害(児童労働、差別他)・ハラスメント、人材流出、人員不足
5法務M&A、独禁法(カルテル、談合等)、下請法違反、輸出入管理、
インサイダー取引、内部告発
6知的財産知的財産権の侵害、技術流出
7製品品質・
製造物責任
製品事故(製造物責任問題)、品質不良、リコール
8財務過剰在庫、過少在庫、金融機関の破綻・倒産、金利変動、
為替変動、粉飾決算
9環境環境規制、製品含有化学物質管理トラブル、
気候変動(TCFD、炭素税、温室効果ガス排出量大幅増他)、
危険物/有害物質漏洩、水質汚染、土壌汚染、大気汚染
10調達不適切な原材料仕入計画の立案、原燃料・部品などの調達不能、
サプライチェーンにおける人権侵害(児童労働、差別他)
11営業(取引)売掛金の回収不能、不良債権発生、
取引上の法的紛争(顧客クレーム、トラブルなど)
12その他カントリーリスク、風評被害、地域住民・社会とのトラブル